11/2(sun)黒田

昨日の儲けは、ハットとHPポーションx2、MPポーションx2に消えた。やはりソロは厳しい。
それにレベルが上がってしまったのでDL2にもぐらなければならない。やや、気が重い。
すれ違った週末冒険者たちがすこしうらやましい。
ワイワイと仲間内でちょっとしたスリルを味わいに着たんだろう。
・・・雑念は振り払え。奴らは奴ら。俺は俺だ。
しかし、アコライトは欲しい。今日、終わったら本格的にメンバーを探してみようと思う。
▼迷宮内
またも出現したゾンビとスケルトンをなぎ払い進んでいく。
と、突然足元が空を切る。しまった!
DL2では落下のトラップがあると言うのを聞いていたのだが、まさかそれに俺が引っ掛かるとは。*1
落下の衝撃に耐えるべく、姿勢をとる。
衝撃。よし、たいしたことは無い。
・・・しかしDL3か。すこし絶望感がこみ上げてくる。
いや望みは捨てない。ベストを尽くすまでだ。


暗闇の中で人影が動いた気がする。
油断無く構えつつそちらに近づき目を凝らすと、どうやら女性のようだ。
向こうもこちらに気づいたらしく、最初はおびえた様子だったが、
こちらから声をかけると安堵の表情で声を返してきた。
「た、助けてください。もうこんなところには居たくありません」
話を聞くと、モンスターに囚われてここまでつれて来られたらしい。
「・・・生きて帰れる保障はない、それでもいいならついて来い」*2
「そ、そうですか。お願いします」
やれやれ、すこし気がまぎれた。さっきまでの絶望感がすこし薄れている。
それになんとしても生き延びてやるという気力もわいてきた。*3
やはり1人は良くない。1人では気がめいる。このダンジョンを出たらメンバーを探そう。


上にあがるべく迷宮内を探索していると不意に脱力感が体を襲う。*4
そして暗闇の中からゆっくりと巨人が姿をあらわした。グレンデルか!
頭の中で逃走経路を考える。考えれば考えるほど、可能性が消えていく。*5
ええい、逃げられないなら一矢報いるまでよ。
全力防御の構えから、隙をみて全力で剣をぶつける。
手ごたえ。*6
行ける?と思った次の瞬間、俺の視界には巨大なグレートソード*7が映り、意識は途切れた。


ボルタック商店
「店長、黒田さんの頼んでる雑誌が来てますよ」
「そうか。返品にしておいてくれ。」
「・・・はい」

*1:いや四分の一でおちるんだが。DL2のハートのエースマジありえねーw

*2:いやまじで!

*3:つれて帰れば800Gだしネ!

*4:終わったー(笑顔)

*5:戦闘離脱は幸運で難易度13。脱力で-1d6。どう計算しても離脱不能

*6:アーマー値は低いからねーw

*7:10+7d6キター